ドジャース大谷翔平投手(29)が、2度も不運な見逃し三振に倒れた。

大谷は3回無死の第2打席、右腕ウェブと対戦した。1ストライクから外角低め一杯の際どい球をストライクと判定され、1-2となってからだった。

真ん中低め、ボール球に見えるスイーパーを見逃すも、ストライクコール。見逃し三振に倒れた。大谷は右手を上げて「Why?」のポーズで首を横に振り、珍しく不満感をあらわにしていた。

第4打席でも再び不運な判定に泣いた。カウント1-2から外角高めの直球を堂々と見送るも、ストライクのコール。大谷はまたしても右手を上げて首をひねった。大谷がベンチへ引き揚げると、球審のウェンデルステット氏が背を向けている大谷に向けて、強い口調で何か言葉を発していた。

この試合では中継映像に表示されるストライクゾーンの枠から外れたボールが、ストライクとコールされるシーンが相次いでいる。

この日の球審はハンター・ウェンデルステット氏。4月22日(日本時間23日)、ヤンキース-アスレチックスの試合では、ヤンキースのアーロン・ブーン監督に対しての「冤罪(えんざい)退場」で話題を呼んだ。ベンチ上の観客のヤジを、ヤンキースの選手が発言したものと勘違い。「誰が言ったか関係ない。退場だ!」と試合開始2分でブーン監督に退場を宣告した。

試合後、「アーロン・ブーンはヤンキースの監督だから、ダグアウトで起きたことの責任を取るべき。選手を退場にはさせたくなかった。彼らは試合に出なければならない。ファンはそれを見るためにお金を払っている。だからダグアウトまで行って誰が言ったか探ろうとする代わりに、彼を退場にした」と説明していた。

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