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キッチンカーで学童保育、笑顔に 出張屋台業者、鈴鹿で昼食提供へ - 中日新聞

代表理事の市岡さん(左)と協力業者の佐藤さん=鈴鹿市神戸1で

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 新型コロナウイルスの影響で多くの小学生が日中に過ごす鈴鹿市内の放課後児童クラブ(学童保育)にキッチンカーが出向き、昼食を安価で提供する−。県内の出張屋台業者でつくる一般社団法人「中部ケータリングサービス」(同市)が、そんな取り組みを始める。児童は出来たてが食べられ、保護者は弁当作りの手間が省ける上に、相次ぐイベント中止で業者が持て余す食材の有効活用にもつながる一石三鳥の活動となりそうだ。

 取り組みの発端は、多人数が集まるイベントは感染リスクが高いとして政府が国民へ発信した二月下旬の自粛要請。県内でも中止となるイベントが増え、同法人に加盟する四十五業者の多くは出店に向けて仕入れた食材を廃棄したり、冷蔵庫で大量に抱えたりする事態に陥っている。

 食品ロスを避けたいと同法人が市観光協会に相談し、応対した職員が、小学校の臨時休校で児童が日中過ごす放課後児童クラブに目を付けた。「キッチンカーで昼食を提供すれば、弁当を用意する保護者の負担も減らせるのでは」。担当する市こども政策課と交渉し、同意を得た。

 メニューは手早く調理できて、子どもが好みそうなカレーライスやオムライスなど四種類に絞り、受け入れ施設に希望の一種類と必要な食数を予約してもらう仕組みにした。一食の料金は学校給食並みの三百円に設定しながら、一食の分量は通常営業時に出す五百円相当と変わらない。一施設につきキッチンカー一台が訪れる。

 同法人は、日曜日を除いた二十四日までの期間で派遣の希望日を各クラブに照会。十日現在、十二日の三十食(一施設)を皮切りに計六日間で計三百八食(延べ九施設)の申し込みが入った。

 施設によっては十五食のみの依頼もあったが、「やることに意味がある」と快諾した。代表理事で市内在住の市岡庸平さん(38)や津市在住の佐藤鉄朗さん(34)ら近隣の三業者が手分けして対応する。

 市岡さんは「子どもにとって珍しいキッチンカーでの調理は見るだけでも楽しく、ストレス解消にもなるのでは。新型コロナウイルスではわれわれも暗い話題ばかりなので、子どもの笑顔で元気をもらえればいい」と話している。

 (片山健生)

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March 11, 2020 at 03:10AM
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