AFC U17アジアカップ準々決勝が26日に開催され、U-17日本代表がU-17オーストラリア代表と対戦。前半10分に先制した日本は、同23分に加点してリードを広げる。後半17分にオーストラリアに1点を返されるも、同29分にダメ押しゴールを奪って3-1の勝利を収め、U-17W杯出場権を獲得した。準々決勝を突破した日本は29日の準決勝でイランと対戦する。
勝利すれば今年11月にインドネシアで開催されるU-17W杯出場権を獲得する大一番。日本は23日のインド戦(○8-4)から先発6人を変更して、この一戦に臨んだ。システムは4-4-2を採用し、GKに後藤亘(FC東京U-18)、最終ラインは右からDF柴田翔太郎(川崎F U-18)、DF本多康太郎(湘南U-18)、DF永野修都(FC東京U-18)、DF小杉啓太(湘南U-18)、ドイスボランチにMF山本丈偉(東京Vユース)とMF中島洋太朗(広島ユース)を並べ、サイドハーフは右にMF佐藤龍之介(FC東京U-18)、左にMF吉永夢希(神村学園高)、2トップにはFW道脇豊(熊本)とFW名和田我空(神村学園高)が配置された。
前半4分に日本が好機を迎える。山本が前線に送ったフィードは相手GKに先に触れられてしまうが、こぼれ球に名和田が反応。しかし、右足からは放ったシュートはコース上にいた道脇に当たってしまい、ネットを揺らすには至らなかった。
だが、前半10分に日本が先制に成功する。右サイドから柴田が放り込んだロングスローがゴールエリア内でバウンドして相手DFの頭上を越えると、反応した名和田が右足で押し込んでスコアを1-0とした。さらに同23分には永野が自陣から蹴り出したロングフィードで左サイドを駆け上がった吉永が中央に送ると、走り込んだ道脇が冷静に右足ダイレクトで蹴り込み、リードを2点差に広げた。
2-0のまま後半を迎えると、同4分、巧みなトラップで前を向いた名和田がミドルレンジから果敢に狙うも、シュートはゴール左に外れた。
後半9分にはショートコーナーの流れでオーストラリアにPA内からシュートを放たれるが、後藤が阻んで得点を許さず。しかし、同17分、相手選手が落としたボールに反応したFWネストリー・イランクンダに小杉が入れ替わられ、右足のシュートをねじ込まれてオーストラリアに1点を返されてしまう。
1点差に詰め寄られた日本は後半23分、名和田と山本に代えてFW高岡伶颯(日章学園高)とMF矢田龍之介(清水ユース)をピッチへと送り込む。すると、同29分、佐藤の鋭いスルーパスを受けた高岡がPA内に持ち込むと、フェイントで相手GKの体勢を崩し、無人のゴールに流し込んで貴重な追加点を奪取した。
後半38分には吉永に代えてMF川村楽人(東京Vユース)を投入。同44分にはカウンターから日本に好機も、川村のシュートは相手GKにストップされて追加点とはならず。同アディショナルタイムには永野に代えてDF土屋櫂大(川崎F U-18)をピッチへと送り込んだ。
その後、日本に追加点こそ生まれなかったものの、オーストラリアの反撃を許さず。逃げ切った日本が3-1の勝利を収めた。
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