エンゼルスが、大谷翔平投手(27)との契約延長についてキャンプ終盤に代理人のネズ・バレロ氏と交渉を行ったと14日(日本時間)、複数の米メディアが報じた。大谷は昨年2月に2年850万ドル(約11億1000万円)で契約延長。今オフが年俸調停の最終年で、来シーズン終了後にFAとなる。
ケン・ローゼンタール氏の「ジ・アスレチック」の記事によると、交渉は非公式で行われたという。球団は、大谷を引き留めるためにはメッツのマックス・シャーザー投手の年平均4330万ドル(約56億3000万円)を超える史上最高額のオファーが必要であることを理解しているが、FA市場で提示されるような長期契約はためらっていると伝えた。
エンゼルスはトラウト、レンドンと大型契約を結んでおり、もし大谷に年俸4500万ドル(約58億5000万円)クラスで契約すれば、3人だけで年間1億2000万ドル(約156億円)ほどかかる計算となる。MLB公式サイトは、二刀流が球界に与える影響を考えれば大谷が最高年俸選手になるべきだが、来季で29歳となる年齢や故障歴を考えると、どれだけ現在の二刀流を続けられるかは分からないと指摘。また、エンゼルスはこれまでにプホルスやアップトンとの長期契約で失敗していることにも触れた。「ジ・アスレチック」は、今季プレーオフに進出できるかどうかが、大谷との契約延長を左右する大きな要因になり得るとしている。
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