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酒づくりの神様 また驚き 今回は東京から料理人 - 中日新聞

日本酒に合う料理を楽しむ農口尚彦さん(左から2人目)ら=小松市観音下町で

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小松サケトロノミー第4弾 農口さんの日本酒×地元食材

 「酒づくりの神様」の異名を持つ杜氏農口(とうじのぐち)尚彦さん(87)の日本酒に合わせた料理を楽しむ催し「小松サケトロノミー」が、小松市観音下(かながそ)町の酒蔵「農口尚彦研究所」であった。三十五人の参加者は東京の和食料理人が振る舞う創作料理を堪能した。 (井上京佳)

 サケトロノミーは、酒とガストロノミー(美食学)を合わせた造語。同研究所は小松を「美食の町」としてPRするため、人気料理人を招き、地元食材を使った料理を楽しむ催しを定期的に開いている。

 四回目の今回は、一日から二日間、同研究所であり、東京・西麻布の和食店「山崎」の店主山崎志朗さんが料理を担当した。料理の構想を練るため、山崎さんは十月半ば、金沢市の中央卸売市場や能登島、小松市内の農家などを訪ねた。白山市では山でマイタケなどを収穫した。生産者からこだわりを聞いた上で、旬の地元産の食材を仕入れた。

 一日夜には農口さんと和田慎司市長ら九人が参加。酸味のある純米酒には毛ガニの酢の物を、荒々しい「山廃五百万石」にはブリの塩こうじ漬けを出した。農口さんは「温めてまろやかになった山廃純米酒と甘い酒まんじゅうが合って驚いた」と、取り合わせの妙に感心していた。

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