フィギュアスケート世界選手権の公式練習が19日、カナダ・モントリオールであり、昨季の世界選手権優勝ペアの「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組（木下グループ）が大会会場での練習に臨んだ。曲をかけた練習では、現地で初めてフリー曲を流して動きを確認した。
2位に終わった4大陸選手権後、フリー曲を2季前の北京冬季オリンピックシーズンに使用していた「ウーマン」に変更。今季は木原選手の腰の故障の影響で、前半戦をほぼ全休するなど、十分な練習時間が確保できず、今季いずれも刷新したショートプログラム（SP）とフリーの完成度を考慮しての決断だった。
この日はそろって跳ぶ3回転ジャンプで着氷が乱れる場面もあったが、スピード感ある滑りを見せ、スピンを乱れることなく回りきると客席からは大きな拍手が起こった。ペアは20日にSP、21日にフリーがある。【モントリオール倉沢仁志】
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