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弟弟子の痛がる様子見て面白がる… 北青鵬引退 協会「卑劣極まりない」:北海道新聞デジタル - 北海道新聞

 身長204センチのスケールの大きさから、将来の横綱候補とも目された北青鵬(札幌市出身、宮城野部屋)は、弟弟子への暴行問題により日本相撲協会が23日の臨時理事会で処分を下す前に、引退届を提出した。暴力根絶に取り組む角界の規律を守る意識が欠如していた結果であり、自らの愚行で未来を断った。

■自らの愚行で未来断つ

 22歳の北青鵬は2020年7月場所の序ノ口デビュー以来21連勝して注目を集め、23年3月に新入幕。「右でも左でも、まわしを取れれば負けない」と豪語したように、長いリーチを生かして肩越しに上手をつかみ、振り回すような投げで土俵を沸かせた。

 道内出身力士の幕内優勝は、1991年3月場所の北勝海(十勝管内広尾町出身)が最後で、歴史を塗り替えることも期待されていた。元横綱北勝海の八角理事長は、北青鵬が優勝争いを演じた昨年9月場所中、「穴はいっぱいあるが、ちょっと直せば相当強くなる。1、2年後の番付が楽しみ」と言及していたほどだが、裏切られた形だ。

 宮城野部屋が22年8月に、旧東関部屋があった建物に移転した際には、同じく身長2メートル超の元横綱・曙がかつて使った部屋を割り当てられた。この時には既に、北青鵬による弟弟子への暴行は始まっていた。弟弟子の仕事ぶりの不始末に対する「制裁」として暴力を振るい、痛がる様子を見て面白がっていたという。協会は「暴行の動機は卑劣極まりない」と断じた。

 臨時理事会後、協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国、十勝管内芽室町出身)は「お相撲さんはたくさんの人を幸せにする大きな役割がある。にもかかわらず、有望視されている力士が陰湿な暴力、暴行で協会を去るというのは残念だ」と無念さを口にした。(安房翼)

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