チームにとって痛い離脱となりそうだ。日本代表MF旗手怜央(セルティック)が前半33分、右ふくらはぎを抑えるようにピッチに座り込んだ。チームドクターがピッチの中に入って対応。歩いてタッチラインの外に出ると、そのままMF守田英正との交代を余儀なくされた。
試合後の取材エリアにも姿を見せなかった旗手について森保一監督は「本人が一番痛いと思うが、チームにとっても魂を持って戦ってくれる選手が一人いなくなるのは非常に痛い」と、チームからの離脱を示唆した。
旗手は昨年10月25日に行われたチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦で左ハムストリングスを痛め、長期離脱。年明け1月2日のセント・ミレン戦に途中出場して約2か月ぶりの実戦復帰を果たし、直後にカタールで日本代表に合流していた。
「(旗手)怜央はチームのために戦う意志を持って、セルティックでの早期復帰から日本のために戦いたいということで来てくれて、気持ちを見せてくれた」。そう感謝した森保監督は「早く復帰できるようにサポートしたい」と沈痛な表情だった。
(取材・文 西山紘平)
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