女子走り幅跳びの秦澄美鈴(27=シバタ工業)が6メートル97(追い風0・5メートル)の日本新記録を樹立した。

池田久美子による従来の日本記録(6メートル86)を17年ぶりに更新し、金メダルを獲得。8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録(6メートル85)も突破し、日本陸連が定めた選考要件を満たしたため、2大会連続の代表内定が確実となった。

4回目の跳躍で自己ベストまで1センチと迫る6メートル74をマークすると、最終6回目で好記録を打ち立てた。

この記録は昨夏の世界選手権銅メダル相当で、24年パリオリンピック(五輪)の参加標準記録(6メートル86)も上回った。

今月9日の出国時に「コンディションさえ良ければ、自己ベストは狙っていけるかなと思う。優勝と自己ベストと両方を出せれば」と意気込んでいた通り、タイでビッグジャンプを見せた。