男子200メートルバタフライ決勝で前回銅メダルの本多灯(21=イトマン東京)が1分53秒66で3位となり、2大会連続の銅メダルを獲得した。
最初の50メートルは横一直線だったが、そこから第5レーンのマルシャンが頭一つ抜け出した。第2レーンの本多は100メートルの折り返しでは4位だったが、そこから追い上げた。
残り50メートルの時点では2位で折り返したが、最終的に3位でフィニッシュ。2大会連続の銅メダルを獲得した本多は、レース後のインタビューで「何が何でもメダルを獲りたいと思っていた。タイムはベストよりも程遠いですけど、ちゃんとメダルを獲れてうれしいのひと言」と充実した表情を見せた。
初日の400メートル個人メドレーでは予選落ちに終わっていたものの「やるしかない」と気持ちを切り替えて臨んだ決勝。また「福岡、頼むわ!と思って。俺も頼むわ!と思って」と声援を力に「最後、自分ができることをやって、この種目泳ぎました」と、大歓声に感謝した。
金メダルを獲得したマルシャンについては「年々、離されていってるというのを感じると凄い悔しい」と差を痛感。それでも「僕はそれに惑わされないように。自分ができることをもう一度、何が足りないのか、何が今できているのかを、もう一度確かめて来年のパリにつなげたい」と前を向いた。
世界大会デビューとなった21年の東京五輪で銀メダルを獲得。昨年の世界選手権も銅を手にし、世界舞台では常に表彰台に上がってきた。思うようにタイムが伸びず全体5位通過した25日の準決勝後は「初めてこういう大きな大会でうまくいかない。経験としてはいいかもしれないが、心情としては苦しい」と胸中を吐露。「調子が悪い中でも、挑戦して、挑戦して悪あがきしたい」と語っていた。
来年7月26日開幕のパリ五輪までちょうど1年。驚異的な世界記録1分50秒34を持つクリストフ・ミラク(23=ハンガリー)の背中を追う。東京五輪、昨年の世界選手権を制した絶対王者は心身のコンディション不良で今大会を欠場。ライバル不在でも本多のモチベーションは高かった。今季の目標は自己ベストを1秒近く更新する1分51秒台への突入。ミラクに近づくため、100~150メートル、150~200メートルをともに28秒50以内で泳ぐことをテーマに、キックの強化などに取り組んできた。
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