序盤から得点重ね盛岡三を突き放す…佐々木麟は4回に適時打
第105回全国高校野球選手権の岩手大会は26日、盛岡市のきたぎんボールパークで決勝を行い、花巻東が盛岡三を10-0で下して2019年以来4年ぶり、11度目の夏の甲子園出場を決めた。高校通算140発の佐々木麟太郎内野手(3年)は岩手大会で本塁打がなかったが、自身初めての夏の甲子園出場となる。
花巻東は初回、先頭の久慈颯大外野手(3年)が右前打で突破口を開くと、続く熊谷陸内野手(3年)が四球を選び一、二塁。ここで佐々木麟も四球でつないで無死満塁とし、「4番・左翼」に入った北條慎治投手が右中間へ先制の2点適時打を放った。この回3点、2回にも3点を奪い主導権を握った。
佐々木麟は2回の打席では二ゴロ、4回1死二塁からは左翼へ適時打を放った。6回1死無走者では空振り三振に倒れた。8回1死では中飛に終わり、4打数1安打、1打点。
この大会で佐々木麟は背中の違和感に苦しみ、水沢商との3回戦ではスタメンを外れたほど。準決勝の盛岡一戦では3安打し、少しづつ調子を上げているところだ。「集大成を見せたい」という最後の夏、甲子園での大暴れはなるか。
(羽鳥慶太 / Keita Hatori)
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