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【世界陸上】男子マラソン・西山雄介13位、星岳は38位 30キロ付近でのペースアップについていけず - スポニチアネックス Sponichi Annex

序盤は先頭集団でレースを進めた日本の星(左)と西山(同2人目)(ロイター)

 男子マラソンで初めて世界陸上に挑んだ西山雄介(27=トヨタ自動車)が13位、星岳(23=コニカミノルタ)は38位だった。鈴木健吾(27=富士通)は、この日にPCR検査を実施したところ新型コロナウイルスの陽性判定で欠場となった。

 14キロを3周するマラソンコースで、序盤から先頭集団でレースを進めた2人。だが、ラスト1周となったところでペースが上がった先頭集団から星が遅れ、30キロ手前で完全に離されてしまった。

 30キロを過ぎると先頭集団のペースがさらに上がった。30キロ地点で7位と先頭集団の前に位置していた西山はじりじりと先頭集団から離され始め、33キロ地点で先頭から15秒遅れる16位となった。

 それでも西山は最後まで粘りの走りを見せて13位でフィニッシュ。レース後のインタビューでは「タイムに関しては気象条件がほかの世界陸上に比べて低かったのでタイムは出るだろうなと。いい経験ができた。この経験を生かして頑張っていきたい。30キロでペースが上がるのはある程度わかっていた。前で準備することを意識していた。それでも小刻みな変動で足を使ってしまった。下を向かずに上だけを見て世界と戦えるようにこれからまたパリに向かって頑張りたい」と語った。

 星は38位の結果に「チャレンジできた部分はあった。でも力不足。現在の立ち位置はわかった。成果を残せなくて、期待してくれた方に申し訳なかった」と悔しさをにじませた。

 レースはトラ(エチオピア)が2時間5分36秒の大会新記録で金メダル。さらにゲレメウ(エチオピア)が2時間6分44秒で銀メダルを獲得し、エチオピア勢がワンツーフィニッシュを飾った。

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