脳腫瘍の摘出手術の最中に、ヴァイオリンやギターを演奏するよう医師から指示された人はこれまでにもいた。しかし、料理の下ごしらえをお願いされた人の記録はなかった。
だがイタリアに住む60歳の女性は、左の内側側頭葉にできた腫瘍の摘出の際に、イタリア東部マルケ州の郷土料理「アスコリ風オリーブ」の下ごしらえをすることになった。
患者を覚醒させた状態で行う開頭手術は、腫瘍が脳の視覚や言語能力、身体感覚を司る部分にある場合に行われる。手術で健康な部分を傷つけていないか確認するため、患者は手術中に一定の動きをとるように指示される。
この女性の腫瘍があった部分は、発話や記憶、そして右半身の制御を担っていた。
手術を行った神経外科医のロベルト・トリガナーニ氏は、覚醒状態での開頭手術は「患者をモニタリングしながら脳の手術を進め、手術のを測定するのに役立っている」と話した。これまでに、アニメを見るよう指示したケースもあるという。
しかし、アスコリ風オリーブの下ごしらえはもっと複雑だ。地元メディアによると、手術室はまるで台所だったという。
アスコリ風オリーブとは、種を取ったグリーンオリーブの中に味付けした肉を詰め込み、小麦粉と卵、パン粉を付けて揚げたもの。
マルケ州の州都アンコーナにあるリウニチ病院で行われた今回の手術は2時間半におよんだが、その間、患者は1時間当たり90個のオリーブの下ごしらえをしたという。

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(英語記事 Woman prepares olives in brain tumour operation)
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June 11, 2020 at 11:13AM
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脳の手術中に料理の下ごしらえ、イタリアの女性患者 - BBCニュース
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