
何かに気づく場所、ひらめきが来やすいシチュエーションというのは人それぞれあると思います。私は、仕事に関しては歩いているときとお風呂に入っているとき。バレエに関してはお料理中です。
材料を煮たり焼いたりしている間は待っているしかなく、とは言え、仕事のことを考えるほどの時間もなく、頭の中がフリーになるのです。それで、バレエのことをあーでもないこーでもないと考えています。もちろん、身振り手振り付きで。
昨年、『バレエ語辞典』(富永明子著/誠文堂新光社刊)という本のイラストを担当させていただきました。それで気づいたことは「できないことは描きにくい」ということです。
例えば6時のポーズ。時計の針が6時をさしたような形になるのでそう呼ばれています。片脚で立ち、もう片方の脚を耳の横にまっすぐ上げるのですが、私の脚が上がるのは90度くらいまで。耳の横に脚があるという経験は生涯一度もなく、そのとき身体の中がどうなっているのか、関節や筋肉がどう動いているかわからず、描くのにずいぶん時間がかかりました。
人を描くときには、無意識に関節の動きや筋肉の流れを気にしています。だから、やったことのない動きや中から理解できていない動きは描きにくいのです。何度も動画や写真を見て、関節や筋肉の動きを理解してから描くようにしています。
踊りも同じで、身体の中がどう動いているのか、関節や筋肉をどう動かそうとしているのかを理解することが大切だと感じます。正しく理解ができている動きは、拙くとも美しく、ちゃんとバレエに見えます。
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December 18, 2019 at 04:03AM
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気づきはキッチンでやってくる|大人バレエの世界 (2019年12月18日) - エキサイトニュース
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