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阿部監督、巨人新人監督史上初の開幕2戦連続完封勝利 札幌の恩人が見守る前で最高のスタート - スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 巨人5―0阪神(30日・東京ドーム)

 巨人・阿部監督が緻密な野球で開幕2連勝を飾った。7回に2者連続バント攻撃が的中して2得点。昨年6勝18敗1分けでカード勝ち越しが一度もなかった阪神戦に快勝した。守備も鉄壁で、球団の新人監督では史上初の開幕から2戦連続無失点勝利と好発進した。

 3―0の7回無死二塁。1番・佐々木のセーフティー気味のバントを投手・石井がはじいてオールセーフ(記録は犠打と失策)。「プロでもセーフティーあるよ、ってやってもああいう(守備の)ミスが出るんだから。続けてやっていきますよ、送る時は」。一、三塁から2番・門脇は初球で一塁線にセーフティースクイズもわずかにファウル。2球目は一塁走者を二塁に進める犠打となり、松原の2点適時打につながった。

 昨年の巨人はリーグ1位の164本塁打ながら、84本塁打で555得点だった阪神を下回る523得点。阿部監督は「打つだけでは勝てない。相手の嫌がることをやる」とバント、進塁打などの自己犠牲を重視する。6回に先頭で四球を選んだ梶谷に代走・松原を送って圧力をかけ、続く岡本和の一発を導いた場面。4回無死一塁、カウント2―2からのランエンドヒットで梶谷の二ゴロが併殺にならず1死二塁と得点圏に走者を進めた場面。細部に阿部カラーが見えた。

 スタンドでは阿部監督と親交が深く、札幌市内で居酒屋「北の味 大助(おおすけ)」などを営む大島昌充さんが観戦していた。今月中旬の北海道遠征時には大島さんの店で1軍選手、首脳陣、裏方スタッフ約70人で決起集会を開いてチーム一致団結。20年以上の付き合いがある大島さんが北海道から応援に訪れる中、最高のスタートを切った。

 対阪神の3連戦でのカード勝ち越しは22年9月2~4日(甲子園)以来、573日ぶり。「すごく意義のあることだと思う」と虎への苦手意識払しょくへ大きな2連勝。阿部野球が新風を吹かせている。(片岡 優帆)

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