テニスの四大大会の1つ、全仏オープンは男子シングルス2回戦が行われ、第27シードの西岡良仁選手がオーストラリアの選手に逆転勝ちし、全仏オープンで初めて3回戦に進みました。
全仏オープンは大会5日目の1日、男子シングルス2回戦が行われ、第27シードの西岡選手は、世界68位でオーストラリアのマックス・パーセル選手と対戦しました。
第1セット、西岡選手は相手の力強いショットに押されてリズムに乗れず、4ー6で落としました。
第2セット、西岡選手は先にブレークに成功して流れを引き寄せると、その後は持ち味の粘り強いプレーで第6ゲームから3ゲームを連取して、6ー2で取り返しました。
第3セットは互いにサービスゲームをキープして第11ゲーム、西岡選手が相手を左右に揺さぶり、コースを突いた鋭いショットを決めてブレークを奪うと、続く第12ゲームは深いショットで相手のミスを誘って、7ー5で奪いました。
勢いに乗った第4セットは多彩なショットを織り交ぜて主導権を握り、第10ゲームの最後はサービスエースを決めて6ー4で取りました。
西岡選手はセットカウント3対1で逆転勝ちし、全仏オープンで初めて3回戦に進みました。
全仏オープンの男子シングルスで日本選手が3回戦に進んだのは、1968年に大会がオープン化して以降、九鬼潤さん、坂井利郎さん錦織圭選手に続いて4人目です。
西岡「タフな試合乗り越え自信が持てる」
試合後、西岡選手は全仏オープンで初めて3回戦に進んだことについて「シードがついているからチャンスが出てくると全豪オープンから感じている。タフな試合が多いがしっかり乗り越えているところはとても自信が持てる」と手応えを口にしました。
そして、「比較的自分のほうがやりたいことをやれているイメージで、相手が大事なところをいいショットでしのいでいるパターンが多かった。なかなか自分の流れにならない状態でも、相手に少しずつミスは出てくると思っていて、そこをしっかり取れたのが大きかったと思う」と振り返りました。
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