◇国内男子◇中日クラウンズ 初日(27日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)
後半9ホール全てパーを並べた1アンダー「69」に疲労感がにじむ。石川遼は16位でのスタートにも「自分としては悔しいラウンド」と硬い表情のまま言った。
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今季1勝のルーキー蝉川泰果、地元出身の桂川有人との3サムは詰めかけた4681人のギャラリーの多くを引き連れた。2番(パー5)でバーディを先行すると、1Wショットを左に曲げた5番はバックスイングで木も気になるシチュエーション。短く持ってコンパクトに振りつつ、砲台のグリーンにキャリーさせるリカバリーで右奥のエッジまで運び、ナイスアプローチからタップインパーで沸かせた。
「獲りたかった」という9番から12番の4ホール、その最初につまずいた。右ラフからのセカンドはアングルも悪く、手前ピンながら奥に乗せるのが精いっぱい。3パットでこの日唯一のボギーを喫した。「あれを気合の 2 パットで収めていたら…」と悔やむプレーを最後にスコアは動かずじまい。
激しい消耗を加速させたのは、後半の2ホールだ。14番は手応え十分のセカンドから2mのバーディトライ、15番(パー5)もティショット、セカンドと納得のつなぎから締めくくりとなる3mのバーティパットも上々だったが、いずれもパー。「フルパワーでバーディを獲りにいって、そこで結果が伴わなかった、バーディにつながらなかった。(疲労感が)ドッと(来た)」と思わず肩を落とした。
「あの 2 ホールに関してはかなりいい攻めができた。あしたも同じようなことを続けていくしかない」。気持ちを入れ直し、首位との4打差を追いかける。(愛知県東郷町/亀山泰宏)
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