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亀田大毅氏 谷口将隆のTKO負けに「落ち着いて立って…」「何とかリカバリーしてほしかった」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者 谷口将隆ー同級2位 メルビン・ジェルサエム ( 2023年1月6日    エディオンアリーナ大阪 )

亀田大毅氏
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦は6日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、王者・谷口将隆(28=ワタナベ)が同級2位メルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)に2RTKO負けで王座から陥落した。この試合の解説を務めたボクシング亀田3兄弟の次男で、元世界2階級制覇王者の亀田大毅氏(33)は、ダウンしてすぐに立ち上がる必要はなかったと言及した。

 谷口は序盤からクリーンヒットを当てながらも危ないシーンもあった。第2ラウンドの残り2分ごろ、ワンツーとなった右ストレートでダウンを奪われた。すぐに立ち上がるも足元がふらつき、ファイティングポーズを取ろうとするが足元がおぼつかないためレフェリーが試合を止めた。谷口は意識が飛んでいたのか、試合が止められたことに疑問の表情を見せていた。

 大毅氏は谷口がダウンすると「落ち着け!落ち着け!谷口落ち着け!」と叫んだ。試合が止められると「あの右は入るんですよね」と語りつつ、「谷口は落ち着いてほしかったな。倒れたら8秒、9秒までは座れるんですよ。でもすぐに立ってしまったから…落ち着いて立ってほしかった」と口にした。

 大毅氏は教え子たちに「ダウン後はすぐに立つな」と教えているという。「ボクシングでは“よくカウントエイト”というんですけど、カウント8で立ってからこのラウンドを捨てて、10―8でもボクシングはその後のラウンドで巻き返せますからね。チャンピオンでもね…言葉がないです。前半の怖さですね。誰でもあのパンチは倒れるんですけど、何とかリカバリーしてほしかったですね」と解説した。

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