日本時間22時半以降に開始予定のセンターコートの第2試合で、第1シードのジョコビッチは第9シードのノリーと対戦。35歳のジョコビッチはグランドスラムで20回の優勝を遂げており、そのうち6回が「ウィンブルドン」でのものだ。ここまで5試合のうち2試合をストレートで、2試合を4セットで勝利し、準々決勝では第10シードのヤニク・シナー(イタリア)に最初の2セットを奪われたが、第3セット以降は6-3、6-2、6-2とすんなりと勝利した。その試合に3時間35分を要したとはいえ、2日の休養があったので疲労が残っているということはないだろう。
対する26歳のノリーはこれまで「ウィンブルドン」でもグランドスラム全体でも3回戦進出が最高成績だったが、今回は着々とそれを塗り替えてきた。1回戦、3回戦、4回戦はストレートで勝利。2回戦では世界71位のジャウメ・ムナール(スペイン)、準々決勝では元世界ランキング7位のダビド・ゴファン(ベルギー)とのフルセットの激闘を制した。こちらも2日の休養があったのは同じだ。
現在世界3位のジョコビッチは、新型コロナワクチン未接種のため出場できなかった大会も多く、今季ここまで16勝5敗。だが「全仏オープン」を制してグランドスラム優勝回数を22としたラファエル・ナダル(スペイン)が腹筋の怪我のため「ウィンブルドン」を去った今、ジョコビッチにはナダルとの差をつめる大きなチャンスである。「ウィンブルドン」4連覇、グランドスラム21回目の優勝まであと2勝。ジョコビッチはまた昨年前半までのような強さを見せることができるだろうか。
一方のノリーは今季27勝15敗で現在世界12位、キャリアハイは今年4月の世界10位。グランドスラムで4回戦以降に進出したのは今回が初めてだったとはいえ、2021年に「ATP1000 インディアンウェルズ」で優勝しているので、大きな大会で勝ったことがなかったわけではない。
二人は過去に一度しか対戦しておらず、2021年の「Nitto ATPファイナルズ」のグループリーグで、その時はジョコビッチが6-2、6-1で勝利している。だがジョコビッチ自身、この時とは状況が違うと考えているようだ。「僕らがたった一度対戦したのは室内コートでだった。だからコンディションも違う、大会も、環境も、彼の母国のグランドスラムで、“ウィンブルドン”のセンターコートで準決勝を戦うのとは何もかもが違う。観客がどちらを応援するかはわかっている。でも誰と対戦しようと、グランドスラムの準決勝なんだ。ベストを尽くすだけだよ」
初めてこの場に立つノリーは観客の応援の力も借りて、どこまで元世界王者を苦しめることができるだろうか。勝者には決勝で、難敵ニック・キリオス(オーストラリア)が待ち構えている。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ウィンブルドン」でのノリー
(Photo by Frey/TPN/Getty Images)
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