米オレゴン州ユージンで行われている陸上の世界選手権、男子100メートルで16日、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が五輪、世界選手権を通じて日本人では90年ぶりの決勝進出を果たし、日本陸上界の歴史に新たなページを記した。15日の予選で記録した9秒98は自身3回目の9秒台達成で、日本人男子の9秒台(公認記録)は4人で6回となった。向かい風の条件下での9秒台は今回が初めてとなった。(デジタル編集部)
これまでの日本人選手の9秒台(公認記録)は以下の通り。
(2022年7月17日現在、所属は記録達成時)
9秒95 山縣 亮太(セイコー)2021年6月6日(追い風2・0メートル)
9秒97 サニブラウン・ハキーム(フロリダ大)2019年6月7日(追い風0・8メートル)
9秒98 桐生 祥秀(東洋大)2017年9月9日(追い風1・8メートル)
9秒98 小池 祐貴(住友電工)2019年7月20日(追い風0・5メートル)
9秒98 サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)2022年7月15日(向かい風0・3メートル)
9秒99 サニブラウン・ハキーム(フロリダ大)2019年5月11日(追い風1・8メートル)
記録を出した場所は、山縣が鳥取市、桐生が福井市、小池がロンドンで、サニブラウンの3回はいずれも米国。五輪、世界選手権を通じた世界大会で、日本人選手が9秒台をマークしたのはサニブラウンが初めて。
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