
共働き世帯の増加に伴い、料理をする男性が増えていますが、クックパッドには今に先駆けて料理を楽しんでいる男性ユーザーさんがたくさんいます。そんな“料理男子”の先駆者に「料理を始めたきっかけ」や「おすすめレシピ」をインタビュー! 今回は、カレーや生姜焼き、ハンバーグなど、男性が好きな定番料理を得意とする「こじまぽん助さん」に話を伺いました。
■ ■ ■
料理上達の近道は人に教えること!?
ーー料理を始めたきっかけを教えてください!
今から8年前、結婚を機に料理に興味を持ち始めました。妻の家族が料理一家だったので、自然と料理に興味を持つようになったという感じですね。それで、「やるからには一定レベルになりたい」と思い、クックパッドへの投稿を始めました。
ーー実際に投稿してみて、いかがでしたか?
よく「上達の近道は人に教えること」と言いますが、クックパッドはそれに近い感覚で、人にレシピを教えながら自分も成長できる場だなと思います。始めてすぐのころに投稿したレシピは、正直、質が良くなかったので、実はちょいちょい更新して精度を高めています(笑)。
あと、前々職がミュージシャンだったこともあり、もともと「発信すること」が好きだったのかもしれません。
理系男子ならでは!? 料理は“おいしくなる理由”から考える
ーーやはり料理の質を高めるためにたくさん勉強をされたんですか?
細かい技術的な部分は、テレビやwebで料理人の方々の調理を見ながら研究しました。ただ、大きな考え方の部分は嫁家族から教わったことが大きいです。
例えば、和食レストランのシェフである従姉妹の旦那さん曰く「プロとアマの差はソースにある」と。要は、調味料に頼った味付けではなく、食材自体の味をいかに料理に組み込むのかということ。
今ではすっかり料理のおもしろさにはまり、レシピ開発などのお仕事もするようにもなりましたが、この言葉は僕の料理の礎になっています。
ーー料理がうまくなるためのコツを教えてください!
調理工程の「意味」を考えることでしょうか。例えば「肉じゃが」のレシピを覚えたとしても、調理工程の「意味」を理解していないと、近しい料理である「筑前煮」の作り方への応用ができないことが多いと思うんです。これでは最短で、飛躍的に、料理上手にはなれないと思ったわけです。そこで僕は科学の視点を利用して「材料は同じ、テクニックも不要、だけど圧倒的においしく作れる」レシピを研究することにしました。
もともと理系なので、「どんな料理にも調理工程ひとつひとつに“おいしくなるための理由”があって、それがわかればおいしく作れるはずだ」と考え、その理由を解明していくことで料理の応用もできるようになりました。
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