またも天敵中の天敵に…。阪神青柳晃洋投手(30)が6回5安打4失点で今季3敗目を喫した。初回に長岡の適時打で先制点を献上。1点ビハインドの3回2死一、二塁だった。4番村上を迎え、2ボールからの3球目。140キロ速球を捉えられ、打球は右中間席へ飛び込む3ランとなった。

「低めのボールなので。打ったバッターがすごいと思います」

この試合を含めて青柳対村上の対決は通算61打数25安打で、打率4割1分。50打席以上対戦した相手で、青柳は打率、本塁打、打点の3部門すべてワーストで、村上はすべて最高成績となっている。苦手としてきたヤクルトの主砲からの、痛い本塁打となった。

ヤクルトとは今季3度目の対戦。前回4月26日には、4回途中7安打5失点(自責点2)で今季2敗目を喫していた。同戦の後には、いったん出場選手登録を抹消。じっくりと調整を挟んだ中13日で10日DeNA戦に臨んだが、6回途中3失点。5安打5四死球で、快投とはいかなかった。

岡田監督は「こっちから見たら逃げているように思うやんか、結局な。コントロール悪いですって言ってくれたらいいのにな。使うとっていつもこないして打たれたら、目も当てられんわな。ボール、ボールになるのはみんなが見てるんやから。そら悪いんやろ、調子。俺からしたら」と辛口だった。

4月19日中日戦を最後に、3戦連続でクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)から遠ざかる。今季の開幕投手が、正念場を迎えている。

【関連記事】阪神ニュース一覧