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大谷翔平、ツーシームに「比較的にコマンドも動きも良かった」「一つの選択肢」【MLB】 - 中日新聞

試合後、会見に応じるエンゼルス・大谷(阿部太郎撮影)

試合後、会見に応じるエンゼルス・大谷(阿部太郎撮影)

◇3日(日本時間4日) MLB エンゼルス2―1アストロズ(アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平はアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で出場し、投手として今季最多の111球を投げ、8イニング5安打1失点と力投。3回にはメジャー通算400奪三振に到達。メジャーで100本塁打と400Kはベーブ・ルース以来、史上2人目の快挙だ。勝ち負けは付かなかった。打者では4打数無安打、1四球。試合後の一問一答は次の通り。

 -今日の投球を振り返って。

 「いい打線なので一人一人切って、できるだけ長いイニングを投げられればと。結果的にそうなって良かった」

 -バックが良く守ってくれた。

 「外野手もそうだし、内野手も難しいボールが多かったと思うが、アウトにしてくれて、球数も抑えられて助けられた」

 -3回か、4回(ベンチに)かえってきた時に、(大谷選手が)「ツーシームがえぐかった」と言っていたと話していた。

 「感覚は良かった。今日も数多く試して投げた。コースも良かったし、結果的に安打になるのもあったが、感覚は良かった」

 -ツーシーム、最多の18球。手応えは。

 「比較的にコマンドも動きも良かった」

 -狙いは。

 「各球種、単体で使えるのもあるし、1~3打席ある中で、それぞれのつながりを考える球種もある。一つの選択肢だと思う」

 -前回登板、トロントの時はツーシームはまだまだそんなに投げる球種ではないと話していた。今回多く投げたのは、元々のプランか、それともツーシームが良くて投げたのか。

 「もちろんツーシームを打つのを得意な打者もいれば、そうではない打者もいる。同じ右打者でも選手によって変わってくる。その都度、その都度、投げるチョイスはしている。ツーシームに限らず、その日によっていい球種、悪い球種あるので、そことも相談して投げるのが投球かなと思う」

 -今季一の試合だったか。

 「打席ではそこまでいい仕事ができていない。欲を言えば、打席で打てれば、もっといい試合だった」

 -投球回数が去年を超えたことに関して。

 「それだけ投げられている。それだけ安定して健康で投げられているということ。最終的にもっともっと伸びてくれれば。今の予定のまま、しっかりと投げられるように考えて投げたい」

 -8回。アルテューべからブレッグマンの流れ。対戦を楽しんでいるようにも見えたが。

 「楽しくはない。もちろんいい打者なので。下位打線より、上位打線の方が点を取られる可能性は高い。4巡目ぐらいになれば、慣れも出てくる。楽しくはないが、その中で、最後100球を超えて出し切る気持ちでいった」

 -疲れもある中で、シーズン終盤に2回続けて長いイニングを投げている。

 「たまたま。その分、奪三振は減っている。その中で四球がないのが、一番いいところ。球数がかさまない条件は、なるべく四球を出さないことが長い回を投げられる」

 -規定投球回というのは、達成したい目標か。

 「残り試合、予定通り、コンディションを整えて毎試合投げるのが一番の目標。その中で良しあしが出てくるが、今日みたいに長い回を投げられれば、それだけ勝つチャンスは多くなる。それを目指して頑張りたい」

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